秋になってから、
「シャンプーをすると、いつもより髪が抜けている気がする」
「ブラシにつく髪の毛が増えた」
「夏の終わり頃から抜け毛が気になる」
このように感じることはありませんか?
髪の毛は毎日少しずつ生え変わっているため、ある程度の抜け毛は自然なものです。
一方で、秋になって急に抜け毛が増えたように感じる場合は、夏の間に受けた紫外線や汗、皮脂、生活リズムの乱れなどが関係していることもあります。
この記事では、秋に抜け毛が気になりやすい理由と、今からできる頭皮・髪のケアについてわかりやすく紹介します。
秋に抜け毛が増えたと感じるのはなぜ?
まず知っておきたいのは、髪の毛は一年中同じペースで生え変わっているわけではないということです。
髪には「成長する」「成長が止まる」「抜ける」というサイクルがあり、古い髪が抜けたあとに新しい髪が生えてきます。
そのため、季節の変化によって抜け毛が増えたように感じることがあります。
ただし、「秋になったから必ず大量に抜ける」という単純なものではありません。
抜け毛には、生活習慣や体調、ストレス、病気、ホルモンなど、さまざまな原因があります。
夏のダメージが秋に気になることも
秋の抜け毛を考えるとき、夏の過ごし方も無視できません。
夏は強い紫外線を浴びる機会が増え、汗や皮脂も多くなります。
さらに、暑さによって睡眠不足になったり、食欲が落ちたり、冷たいものばかりになったりすることもあります。
こうした夏の疲れや生活習慣の変化が重なって、秋になってから髪や頭皮の状態が気になることがあります。
また、強いストレスや高熱を伴う病気、急激な体重減少などのあと、数か月してから抜け毛が増えることもあります。
これは「休止期脱毛」と呼ばれる状態の一つです。原因となった出来事から少し時間がたってから抜け毛が目立つことがあります。(アメリカ皮膚科学会)
どのくらいの抜け毛なら普通?
髪の毛が抜けると、どうしても本数が気になりますよね。
一般的には、健康な人でも1日に50~100本程度の髪が抜けることがあります。
これは髪の毛が自然に生え変わっているためです。(アメリカ皮膚科学会)
そのため、
「枕に数本落ちている」
「シャンプーのときに髪が抜ける」
「ブラシに髪がついている」
というだけで、すぐに異常だと考える必要はありません。
ただし、以前と比べて明らかに抜け毛が増えた状態が続いている場合は、単なる季節の変化だけとは限りません。
秋の抜け毛対策① 頭皮を清潔に保つ
抜け毛が気になるからといって、シャンプーを極端に減らす必要はありません。
大切なのは、頭皮を清潔に保ちながら、必要以上に刺激しないことです。
シャンプーをするときは、爪を立ててゴシゴシ洗うのではなく、指の腹を使ってやさしく洗いましょう。
すすぎ残しがないように、ぬるめのお湯でしっかり流すことも大切です。
「抜け毛が気になるから、強く洗って汚れを全部落とそう」と考えるよりも、頭皮をいたわりながら洗うことを意識しましょう。
秋の抜け毛対策② 髪を強く引っ張らない
髪をブラッシングするときも、力を入れすぎないようにしましょう。
特に髪が絡まっている状態で無理に引っ張ると、髪が切れたり、頭皮に負担をかけたりすることがあります。
ブラシは無理に何度も通すのではなく、毛先から少しずつ絡まりをほぐしていくと安心です。
毎日100回ブラッシングする必要があるというのも誤解で、髪への負担を減らすことが大切です。(アメリカ皮膚科学会)
秋の抜け毛対策③ 濡れた髪をゴシゴシこすらない
お風呂上がりの髪は、できるだけやさしく扱いましょう。
タオルで強くこするのではなく、髪をタオルで包んで水分を吸わせるようにします。
濡れた髪は傷みやすいため、ブラシを強く引っ張るように使うのも避けたほうがよいでしょう。(アメリカ皮膚科学会)
ドライヤーを使うときも、一か所に熱を当て続けないように、少し離して動かしながら乾かします。
秋の抜け毛対策④ バランスの良い食事を心がける
髪の毛も、体の一部です。
「髪に良い食べ物だけを食べれば髪が増える」というものではありませんが、極端な食事制限をせず、バランスの良い食事をとることは大切です。
肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質に加え、野菜や海藻、果物なども組み合わせましょう。
ダイエットなどで急激に体重を落としたあとに、抜け毛が増えることもあります。
髪のためにも、無理な食事制限は避けたいところです。
秋の抜け毛対策⑤ 睡眠を大切にする
秋は夏の疲れが出やすい時期でもあります。
夜更かしが続いていた人は、少しずつ生活リズムを整えていきましょう。
「髪のために特別なことをしなければ」と考えるより、
- できるだけ決まった時間に寝る
- 睡眠時間を確保する
- 寝る前はスマートフォンを長時間見続けない
- 疲れを感じたら無理をしない
といった基本的な生活習慣を意識することが大切です。
秋の抜け毛対策⑥ 夏の紫外線ダメージをケアする
夏に強い紫外線を浴びる機会が多かった人は、秋になって髪のパサつきやまとまりにくさが気になることがあります。
髪や頭皮を紫外線から守るためには、帽子を利用するなど、日差しを直接受け続けない工夫も役立ちます。
また、髪を染めたりパーマをかけたりしている場合は、髪の状態を見ながら無理のないケアを心がけましょう。
髪へのダメージを減らすことも、健康的な髪を保つためのポイントです。(アメリカ皮膚科学会)
秋の抜け毛対策⑦ シャンプーは「抜け毛を止める」より頭皮に合うものを
抜け毛が気になると、
「抜け毛専用のシャンプーを使えばいいのでは?」
と考える人もいるでしょう。
しかし、抜け毛にはさまざまな原因があります。
そのため、シャンプーだけで抜け毛の原因そのものを解決できるとは限りません。
まずは自分の頭皮に合ったシャンプーを選び、洗いすぎや刺激を避けながら頭皮を清潔に保つことを考えましょう。
👉楽天市場で頭皮にやさしいシャンプーを探してみる抜け毛が気になるからといって、サプリを自己判断で大量に飲むのは注意
髪に良いとされるサプリメントや栄養成分を見かけることがあります。
しかし、栄養素は多ければ多いほど良いというものではありません。
一部の栄養素は、摂りすぎることでかえって抜け毛を悪化させることもあります。
まずは普段の食事を見直し、必要があれば医療機関で原因を確認することが大切です。(アメリカ皮膚科学会)
秋の抜け毛、どんな場合は注意したほうがいい?
「秋だから抜け毛が増えたのかな」と思っていても、次のような場合は一度専門家に相談したほうが安心です。
- 急に大量の髪が抜けるようになった
- 抜け毛が長期間続いている
- 分け目が以前より目立つ
- 頭頂部の髪が薄くなってきた
- 円形や楕円形に髪が抜けている部分がある
- 頭皮に赤みや強いかゆみがある
- 抜け毛以外にも体調の変化がある
抜け毛には、季節だけでなく、男性型・女性型脱毛症、円形脱毛症、休止期脱毛など、さまざまな原因があります。
皮膚科では、髪の状態や頭皮を確認し、必要に応じて血液検査などを行って原因を調べることがあります。(日本皮膚科学会)
「いつもと違う」と感じたときは、自己判断だけで長期間様子を見るのではなく、早めに相談することも大切です。
秋は髪と頭皮を見直す良いタイミング
秋になって抜け毛が気になったからといって、すぐに異常だと決めつける必要はありません。
髪は毎日自然に生え変わっています。
一方で、夏の疲れや生活習慣の乱れ、強いストレスなどが重なって、秋に抜け毛が目立つこともあります。
だからこそ秋は、
「最近、睡眠は足りているかな?」
「食事が偏っていないかな?」
「頭皮を強く洗っていないかな?」
「髪を強く引っ張っていないかな?」
と、自分の生活やヘアケアを見直す良いタイミングです。
秋から冬にかけては空気が乾燥しやすくなり、肌だけでなく頭皮の乾燥も気になりやすくなります。乾燥対策についてはこちらの記事も参考にしてください。
「冬の乾燥肌対策!保湿のタイミングと肌を乾燥させないコツを紹介」
まとめ
秋になって「抜け毛が増えた」と感じる人は少なくありません。
髪はもともと生え変わるため、毎日の抜け毛自体は自然なものです。
一般的には1日に50~100本程度の抜け毛は正常な範囲とされています。
ただし、秋の抜け毛には季節だけでなく、夏の紫外線、生活リズム、ストレス、急激な体重減少、病気など、さまざまな要因が関係することがあります。
まずは、
- 頭皮をやさしく洗う
- 髪を強く引っ張らない
- 濡れた髪をゴシゴシこすらない
- バランスの良い食事をとる
- 睡眠を大切にする
- 夏の紫外線によるダメージをケアする
- 自分の頭皮に合ったヘアケア用品を使う
といった基本的なケアから始めてみましょう。
そして、抜け毛が急激に増えたり、薄毛が目立つようになったり、円形に髪が抜けたりする場合は、季節のせいと決めつけず、皮膚科などに相談することをおすすめします。
秋は、これから冬に向けて髪と頭皮をいたわる良い機会です。
毎日の小さな習慣を見直して、健やかでいきいきとした髪を目指しましょう。
よくあるご質問(Q&A)
Q. 秋になると抜け毛が増えるのは普通ですか?
A. 髪は一年を通して自然に生え変わっているため、ある程度の抜け毛は普通です。秋に抜け毛が増えたように感じることもありますが、季節だけが原因とは限りません。夏の紫外線や生活習慣、ストレスなどが影響している場合もあります。
Q. 1日に何本くらい髪が抜けると多いのでしょうか?
A. 一般的には、1日に50~100本程度の抜け毛は自然な範囲とされています。ただし、本数を正確に数えるのは難しいため、「以前より明らかに増えたか」「薄くなってきていないか」など、普段との変化を見ることも大切です。
Q. 抜け毛が気になるときは、シャンプーを控えたほうがいいですか?
A. 抜け毛が気になるからといって、シャンプーの回数を極端に減らす必要はありません。頭皮を清潔に保ちながら、爪を立てず、指の腹でやさしく洗うことを心がけましょう。
Q. 抜け毛対策には、どんな食べ物がおすすめですか?
A. 特定の食べ物だけを食べれば抜け毛が改善するというものではありません。肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質をはじめ、野菜や果物なども取り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。
Q. 秋の抜け毛は、いつ頃まで続きますか?
A. 個人差があるため、「○月まで」と決まっているわけではありません。季節の変化による一時的なものなら落ち着いていくこともありますが、長期間続く場合や、明らかに髪が薄くなっている場合は、別の原因がないか確認することが大切です。
Q. 抜け毛が多いときは、病院に行ったほうがいいですか?
A. 急に抜け毛が増えた、分け目や頭頂部が明らかに薄くなった、円形に髪が抜けた、頭皮に赤みや強いかゆみがあるなどの場合は、皮膚科に相談すると安心です。季節のせいだと思い込まず、原因を確認することが大切です。
Q. 秋からできる抜け毛対策は何から始めればいいですか?
A. まずは、頭皮をやさしく洗う、髪を強く引っ張らない、バランスの良い食事をとる、睡眠を確保するなど、毎日の基本的な生活習慣から見直してみましょう。特別なことを一度に始めるより、無理なく続けられるケアを意識することが大切です。

