避難所に到着したら何をする?
大雨や台風などで自宅から避難することになった場合、避難先の一つになるのが避難所です。
しかし、実際に避難所へ到着すると、
「まず何をすればいいの?」
「どこに行けばいい?」
「トイレはどこ?」
など、分からないことも多いでしょう。
災害時は普段と違う環境になるため、避難所に着いてから慌てないよう、あらかじめ基本的な流れを知っておくと安心です。
この記事では、避難所に到着した後に確認しておきたいことや、避難生活を少しでも過ごしやすくするためのポイントを紹介します。
まずは安全を確認して避難所へ入る
避難所に到着したら、まずは自分や家族の安全を確認しましょう。
雨や風が強い場合は、濡れた服や荷物などを整理する前に、転倒している人がいないか、けがをしている人がいないかなどを確認します。
けがや体調不良がある場合は、避難所のスタッフや自治体の担当者などに伝えましょう。
避難所では多くの人が集まるため、自分だけで判断して無理をしないことも大切です。
1.受付で必要な手続きをする
避難所に到着したら、まず受付の場所を確認しましょう。
避難所によって受付方法などは異なるため、現地の案内に従います。
家族と一緒に避難した場合でも、必要な情報を伝えられるようにしておきましょう。
また、後から家族を探すことになった場合などに備え、家族がどこにいるのかを把握しておくことも大切です。
2.避難する場所を確認する
受付が終わったら、自分たちが過ごす場所を確認します。
避難所では、体育館や公民館などのスペースが使われることがあります。
荷物を置く場所や、利用できる場所などは避難所の指示に従いましょう。
通路や出入口付近をふさがないようにすることも大切です。
限られたスペースを多くの人で使うことになるため、できるだけ周囲の人が通りやすいようにしておきましょう。
3.トイレの場所を最初に確認しておく
避難所に到着したら、早めにトイレの場所を確認しておきましょう。
災害時には断水などによって、普段のように水を使えない場合があります。
そのため、
- トイレはどこにあるか
- 使用できるトイレはどれか
- 使用方法に決まりがあるか
- 携帯トイレなどを使う必要があるか
を確認しておくと安心です。
特に夜間は暗くなったり、避難所内の状況が変わったりする可能性があります。
到着したときに確認しておけば、後で探し回る必要がありません。
4.水や食料について確認する
避難所では、水や食料などが提供される場合があります。
ただし、必ずしも自分が必要とするものがすぐに用意されているとは限りません。
そのため、持参した飲料水や非常食がある場合は、必要な分を管理しておきましょう。
👉楽天市場で避難時の非常食を探してみる5.スマートフォンの充電を確認する
避難所に着いたら、スマートフォンのバッテリー残量も確認しておきましょう。
災害時のスマートフォンは、
- 家族との連絡
- 自治体からの情報確認
- 気象情報の確認
- 避難情報の確認
- 必要な場所の検索
などに使うことがあります。
充電できる環境があるとは限らないため、モバイルバッテリーを持っている場合は大切に使いましょう。
また、必要のないアプリを閉じたり、画面の明るさを下げたりするなど、バッテリーを節約することも考えましょう。
6.家族や知人に避難したことを連絡する
安全を確認したら、家族や必要な人に「避難した」という連絡を入れておきましょう。
例えば、
「○○避難所に避難しています」
「家族全員無事です」
など、短いメッセージでも構いません。
災害時は電話がつながりにくくなることもあるため、連絡手段を一つに限定しないことも大切です。
あらかじめ家族で、
「災害時にはどこへ連絡するか」
「連絡が取れない場合はどこに集合するか」
などを決めておくと安心です。
7.避難所のルールを確認する
避難所では、多くの人が共同で生活することになります。
そのため、避難所ごとに決められたルールを守る必要があります。
例えば、
- 消灯時間
- トイレの使い方
- ゴミの分別
- 食事の時間
- 物資の配布方法
- 共用スペースの使い方
などです。
普段の自宅とは違う環境だからこそ、周囲の人と協力して過ごすことが大切です。
8.必要なものが足りない場合は早めに伝える
避難所では、すべての人が同じものを必要とするとは限りません。
例えば、
- 赤ちゃんのおむつ
- ミルク
- 常備薬
- メガネ
- 補聴器
- 生理用品
- アレルギーに配慮した食品
- 介護用品
など、人によって必要なものが異なります。
自分に必要なものが足りない場合は、我慢して黙っているのではなく、避難所の担当者などに相談しましょう。
9.高齢者や子どもがいる場合は周囲の環境を確認する
高齢者や小さな子どもと一緒に避難している場合は、普段以上に周囲の環境を確認しておきましょう。
子どもは慣れない環境で不安になったり、落ち着かなくなったりすることがあります。
また、高齢者の場合は、トイレまでの距離や段差などが負担になることもあります。
可能であれば、避難所の担当者に相談しながら、過ごしやすい場所を確保しましょう。
10.ペットと一緒に避難した場合は確認する
ペットを飼っている家庭では、避難先でのペットの扱いについても確認が必要です。
避難所によってペットを受け入れる方法や場所などが異なる場合があります。
そのため、
「ペットも避難所の中に入れる」
と自己判断せず、到着したら必ず避難所の案内や担当者に確認しましょう。
普段から、ペット用のフードや水、リード、ケージなどを準備しておくことも大切です。
避難所では「自分のもの」を分かりやすく管理する
避難所では多くの人が似たような荷物を持っていることがあります。
そのため、バッグや袋などに名前を書いたり、自分の荷物だと分かる目印を付けたりしておくと管理しやすくなります。
貴重品についても、置きっぱなしにしないよう注意しましょう。
避難所では、
「自分の荷物は自分で管理する」
という意識も大切です。
避難所では周囲への配慮も大切
避難所では、年齢も生活環境も異なる人たちが一緒に過ごすことになります。
自分にとっては普通のことでも、周囲の人には負担になる場合があります。
例えば、
- 大きな声で話し続けない
- 夜間はできるだけ静かにする
- 通路に荷物を置かない
- ゴミを放置しない
- 共用スペースを長時間占有しない
など、基本的な配慮を心がけましょう。
災害時は誰にとっても不安な状況です。
お互いに気を配ることで、避難所での生活を少しでも過ごしやすくできます。
避難所に長くいることになったら
災害の状況によっては、避難所で過ごす時間が長くなることもあります。
その場合は、最初のうちに、
- トイレ
- 水
- 食料
- 充電
- ゴミ
- 連絡手段
- 必要な物資
- 避難所のルール
などを確認しておくと、その後の生活がしやすくなります。
また、体調に変化があった場合は無理をせず、避難所の担当者などに相談しましょう。
避難所に行けば必ず安心とは限らない
避難所は災害時の重要な避難先ですが、避難所に到着したからといって、その後何も確認しなくていいわけではありません。
災害の状況によっては、
- 避難所自体の安全確認
- 避難先の変更
- さらなる避難
- 帰宅の判断
などが必要になる場合があります。
自治体や気象庁などから出される最新の情報を確認し、避難所の担当者からの案内にも従いましょう。
避難所へ行く前から準備しておこう
避難所で困らないためには、避難所に到着してから考えるよりも、避難する前に準備しておくことが大切です。
非常持ち出し袋を用意し、
- 水
- 食料
- ランタン・懐中電灯
- モバイルバッテリー
- 常備薬
- 携帯トイレ
- ウェットティッシュ
- 雨具
- タオル
- 着替え
など、自分に必要なものをまとめておきましょう。
避難するときに何を持っていけばいいのか、事前に確認しておくと安心です。非常持ち出し袋に入れておきたいものはこちらの記事で詳しく紹介しています。
「大雨や台風で避難するときの持ち物は?非常持ち出し袋に入れておきたいものを紹介」
台風が来る前に避難準備を終わらせておく
台風が近づいてから、
「避難することになったら準備しよう」
と考えるのではなく、天気が悪化する前に準備を済ませておきましょう。
窓やベランダ、庭などの確認だけでなく、停電や断水への備えも必要です。
台風が近づく前に家の中や外を確認しておけば、避難するときにも慌てにくくなります。台風が来る前にやっておきたい準備を10項目にまとめています。
「台風が来る前にやること10選!家の中と外で準備しておきたいこと」
停電した場合のことも考えておく
大雨や台風では、避難だけでなく停電が発生することもあります。
避難前に停電した場合や、避難後に停電が続いている場合に備えて、ライトやモバイルバッテリーなども準備しておきましょう。
大雨や台風のときは、避難と同時に停電への備えも必要になります。停電した直後に確認したいことや、復旧までに気をつけたいことはこちらの記事で紹介しています。
「大雨で停電したらどうする?停電中にやることと復旧までの備えを解説」
断水への備えも忘れずに
避難所だけでなく、自宅で待機する場合にも断水への備えは重要です。
飲み水だけでなく、トイレや洗面などに使う生活用水についても考えておきましょう。
停電と同じように、大雨や台風では断水への備えも重要です。飲み水だけでなく、トイレや生活用水についても確認しておきましょう。
「台風や大雨で断水したらどうする?飲み水・トイレ・生活用水の備え方」
まとめ
大雨や台風などで避難所へ行ったら、まずは自分や家族の安全を確認しましょう。
そのうえで、
- 受付をする
- 避難する場所を確認する
- トイレの場所を確認する
- 水や食料について確認する
- スマートフォンの充電を確認する
- 家族などに避難したことを連絡する
- 避難所のルールを確認する
- 必要なものがあれば早めに相談する
- 高齢者や子どもの状況を確認する
- ペットについて確認する
などを行います。
避難所では、普段とは違う環境で多くの人が一緒に過ごすことになります。
自分の荷物を管理することはもちろん、周囲の人にも配慮しながら過ごすことが大切です。
そして、避難所に着いてから困らないためには、避難する前の準備が何より重要です。
非常持ち出し袋を準備し、避難場所や避難経路も普段から確認しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 避難所に着いたら最初に何をすればいいですか?
まず自分や家族の安全を確認し、受付や避難所の案内に従いましょう。その後、避難する場所やトイレ、水などの場所を確認しておくと安心です。
Q. 避難所には食料や水がありますか?
避難所によって備蓄や提供方法などが異なります。自分で持参できる飲料水や非常食なども準備しておくと安心です。
Q. 避難所でスマートフォンは充電できますか?
避難所によって設備や対応が異なるため、必ず充電できるとは限りません。モバイルバッテリーなどを事前に準備しておきましょう。
Q. 避難所ではどんなことに気をつければいいですか?
避難所のルールを守り、通路をふさがない、大きな声を出さない、共用スペースを譲り合うなど、周囲の人への配慮を心がけましょう。
Q. ペットを連れて避難できますか?
ペットの受け入れ方法は避難所によって異なります。ペットを連れて避難した場合は、到着後に必ず避難所の担当者などへ確認しましょう。
Q. 避難所に持っていくものは何ですか?
飲料水、非常食、ライト、モバイルバッテリー、常備薬、携帯トイレ、雨具、タオル、着替えなどが考えられます。ただし、自分や家族に必要なものを優先して準備しましょう。
Q. 避難所に避難したら、もう外に出ても大丈夫ですか?
災害の状況によって危険が続いている場合があります。自治体や気象庁などから出される最新情報や、避難所の担当者からの案内を確認して判断しましょう。

