シャワーヘッドを探していると、
「マイクロバブル」
「ウルトラファインバブル」
「ファインバブル」
という言葉を見かけることがあります。
どれも細かい泡のことだと思っていても、実は泡の大きさには違いがあります。
「結局、マイクロバブルとウルトラファインバブルはどっちがいいの?」
「抜け毛や頭皮ケアにはどちらを選べばいい?」
「高いシャワーヘッドを買ったほうがいいの?」
と迷ってしまいますよね。
この記事では、マイクロバブルとウルトラファインバブルの違いをはじめ、シャワーヘッドを選ぶときに確認したいポイントをわかりやすく紹介します。
なお、ファインバブルには洗浄に関係する特徴がありますが、マイクロバブルやウルトラファインバブルを使えば抜け毛や薄毛が改善する、という意味ではありません。
抜け毛が気になる方は、頭皮ケアの一つとして考えてください。
そもそも「ファインバブル」とは?
まず、「ファインバブル」という言葉から整理しましょう。
一般社団法人ファインバブル産業会によると、ファインバブルとは直径100μm未満の非常に小さな泡の総称です。
そして、その中がさらに2種類に分けられます。
- 1μm以上100μm未満 → マイクロバブル
- 1μm未満 → ウルトラファインバブル
つまり、
ファインバブル=マイクロバブル+ウルトラファインバブル
という関係です。(fbia.or.jp)
「ウルトラファインバブルのほうが名前が長いから、マイクロバブルより上位」という単純な関係ではありません。
泡の大きさが違うため、それぞれの性質にも違いがあります。
マイクロバブルとは?
マイクロバブルは、直径1μm以上100μm未満の泡です。
一般的な目で見える泡と比べると、非常に小さな泡です。
マイクロバブルを多く含む水は、白っぽく見えることがあります。
これは非常に細かい泡が水の中に多数存在するためです。
マイクロバブルには、汚れに吸着して浮上させる作用があるとファインバブル産業会では説明されています。(fbia.or.jp)
そのため、シャワーなどでは「洗浄」という観点から注目されています。
ウルトラファインバブルとは?
ウルトラファインバブルは、直径1μm未満の泡です。
マイクロバブルよりさらに小さい泡になります。
非常に小さいため、水の中にあっても肉眼では確認できません。
ファインバブル産業会によると、ウルトラファインバブルは水中で浮上せず、刺激を与えなければ長期間存在することがあるとされています。(fbia.or.jp)
また、洗浄については、汚れに付着して剥がす作用がある一方、ウルトラファインバブル自体は浮上しないため、水流など別の作用も必要と説明されています。(fbia.or.jp)
マイクロバブルとウルトラファインバブルの違い
一番大きな違いは、泡の大きさです。
マイクロバブルは1μm以上100μm未満。
ウルトラファインバブルは1μm未満です。
そのため、洗浄に関する作用も同じではありません。
マイクロバブルは汚れに吸着して浮上させる作用。
ウルトラファインバブルは汚れに付着して剥がす作用がある一方、泡そのものが浮上しないため、水流など別の作用が必要になります。(fbia.or.jp)
ここが、シャワーヘッド選びで知っておきたい重要なポイントです。
「ウルトラファインバブルのほうが細かいから絶対に良い」は間違い
シャワーヘッドを選ぶときに、
「ウルトラファインバブルのほうが小さい」
↓
「だから絶対にマイクロバブルより優れている」
と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、そう単純ではありません。
ファインバブル産業会も、マイクロバブルとウルトラファインバブルでは洗浄効果の内容が異なるため、単に「ファインバブルだから洗浄力が高い」と考えるのではなく、シャワーヘッドとしてどれだけの洗浄効果を発揮する製品なのかを見ることが重要としています。(fbia.or.jp)
つまり、
泡の名前だけではなく、シャワーヘッドそのものの性能を見る
ことが大切です。
シャワーヘッド選びでは「泡の種類」以外も重要
例えば、同じ「ウルトラファインバブル対応」と書いてあっても、商品によって、
- 泡の発生量
- 泡の大きさ
- 水流
- 水圧
- 節水性能
- ミスト機能
- ジェット機能
- 止水ボタン
- 取り付け方法
などが違います。
ファインバブル産業会も、製品を見る際には泡のサイズだけでなく、個数濃度や測定条件などの性能情報を確認することが重要としています。(fbia.or.jp)
そのため、
「ウルトラファインバブル対応」
という一言だけで商品を決めるのはおすすめしません。
「ナノバブル」という言葉には注意
通販サイトなどを見ていると、
「ナノバブル」
「ナノマイクロバブル」
などの言葉を見かけることがあります。
しかし、ファインバブル産業会では、ISOで定義されている用語として、
- ファインバブル
- マイクロバブル
- ウルトラファインバブル
を使用することを推奨しています。
一方で、「ナノバブル」などはサイズや意味が明確でないため、使用を避けるよう案内しています。(fbia.or.jp)
商品を選ぶときには、名前のインパクトだけで判断せず、具体的な性能表示があるかを確認することが大切です。
抜け毛対策ならどちらを選べばいい?
ここが一番気になるところだと思います。
ただ、ここで、
「抜け毛にはウルトラファインバブルがおすすめ」
と断定することはできません。
男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症であり、シャワーヘッドの泡の種類だけで解決できるものではありません。日本皮膚科学会でも男性型脱毛症について診療ガイドラインが公開されています。(dermatol.or.jp)
そのため、抜け毛が気になる人は、
「抜け毛を治すシャワーヘッド」
ではなく、
「毎日の洗髪や頭皮ケアを快適にするシャワーヘッド」
という視点で選ぶのがおすすめです。
頭皮ケアを重視するなら、こんな選び方がおすすめ
抜け毛が気になる男性がシャワーヘッドを選ぶなら、次のポイントを確認してみましょう。
1.頭皮を洗いやすい水流がある
細かいミストだけでなく、通常のシャワーや適度な水圧の水流が使えるタイプがおすすめです。
シャンプーを流すときには、すすぎやすさも重要だからです。
2.水圧を調整できる
頭皮に強すぎる刺激を与える必要はありません。
水圧を調整できるタイプなら、家族それぞれの好みに合わせやすくなります。
3.複数の水流モードがある
ミスト、ストレート、ジェットなど、複数のモードがあると、頭皮だけでなく顔や体にも使いやすくなります。
4.節水性能も確認する
シャワーは毎日使うものなので、節水性能も重要です。
ただし、「節水率」だけで決めず、実際の水圧や使いやすさとのバランスも確認しましょう。
5.取り付けやすい
購入してから「自宅のホースに合わなかった」ということにならないよう、対応メーカーやアダプターの有無を確認しましょう。
ファインバブルシャワーヘッドは高いものを選ぶべき?
ファインバブル対応のシャワーヘッドには、比較的手頃なものから高価なものまであります。
しかし、
高い=自分にとって最適
とは限りません。
例えば、
「頭皮ケアを重視したい」
「顔にも使いたい」
「節水したい」
「家族みんなで使いたい」
「水圧を重視したい」
など、目的によって選ぶべき商品が変わります。
まずは自分が何を一番重視するのかを決め、その条件を満たす商品を探すほうが失敗しにくいでしょう。
認証や性能表示も確認してみよう
ファインバブル製品の中には、一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)の認証・登録制度に関係する製品もあります。
FBIAの製品認証登録制度では、ファインバブルの発生性能について、平均気泡径や個数濃度などをISO規格に沿って確認しています。(fbia.or.jp)
商品を比較するときは、
「ファインバブル配合」
という言葉だけを見るのではなく、
どのような泡が、どれくらい発生するのか
など、具体的な性能情報まで確認すると安心です。
こんな人はファインバブルシャワーヘッドを検討してみても
ファインバブル対応シャワーヘッドは、次のような人なら検討しやすいでしょう。
- 毎日のシャワー環境を変えたい
- 頭皮ケアを見直したい
- シャワーの水流を変えたい
- ミストなど複数の水流を使いたい
- 節水もしたい
- 顔や体にも使いたい
- 家族で使えるシャワーヘッドを探している
反対に、
「シャワーヘッドを変えればAGAが治る」
「抜け毛が必ず減る」
という期待だけで購入するのはおすすめしません。
抜け毛対策としてシャワーヘッドを検討している方は、ことらの記事もあわせてご覧ください。
「抜け毛対策にシャワーヘッドは効果ある?マイクロバブル・ウルトラファインバブルの選び方」
今回の記事では、マイクロバブルとウルトラファインバブルの違いを中心に紹介しました。
実際に商品を選ぶ段階では、
「男性ならどんなシャワーヘッドを選べばいい?」
という疑問が出てきます。
そこで、次の記事では男性向けのシャワーヘッド選びに絞って、水圧・水流・節水・頭皮ケア・価格などを詳しく紹介します。
実際にシャワーヘッドを購入するなら、泡の種類だけでなく水圧や水流、節水性能なども気になりますよね。男性が選ぶときのポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「メンズ向けシャワーヘッドの選び方|頭皮ケア・水圧・節水で選ぶポイント」
まとめ
マイクロバブルとウルトラファインバブルは、どちらもファインバブルに分類されますが、泡の大きさが異なります。
マイクロバブルは1μm以上100μm未満。
ウルトラファインバブルは1μm未満です。(fbia.or.jp)
また、洗浄に関する作用にも違いがあります。
そのため、
「ウルトラファインバブルのほうが細かいから絶対に優れている」
という考え方ではなく、シャワーヘッドそのものの性能を見ることが大切です。
抜け毛や薄毛が気になる場合も、ファインバブルシャワーヘッドだけで改善できると考えるのではなく、毎日の頭皮ケアをサポートするアイテムとして考えましょう。
購入するときは、
- ファインバブルの種類
- 泡の性能表示
- 水圧
- 水流モード
- 節水性能
- 取り付け方法
- 認証・性能情報
などを確認して、自分の目的に合った商品を選んでください。
よくある質問
Q. マイクロバブルとウルトラファインバブルは何が違いますか?
大きな違いは「気泡の大きさ」です。
一般的に、直径1μm未満の非常に小さな気泡を「ウルトラファインバブル」、1μm以上100μm未満の気泡を「マイクロバブル」と呼びます。
気泡のサイズによって水中での動きや性質が異なるため、シャワーヘッドを選ぶときは、気泡の種類だけでなく、メーカーが公表している性能や使用感なども確認するとよいでしょう。
Q. ウルトラファインバブルのシャワーヘッドなら、毛穴の汚れが必ず落ちますか?
「必ず落ちる」とは言えません。
ウルトラファインバブルは非常に小さな気泡ですが、シャワーヘッドによって発生する気泡の量や水流、使用方法などが異なります。
頭皮や肌の洗浄を目的に選ぶ場合は、気泡の名称だけで判断せず、水流の種類や使いやすさなども含めて選ぶことをおすすめします。
Q. マイクロファインバブルとウルトラファインバブルは、どちらを選べばいいですか?
どちらが向いているかは、シャワーに何を求めるかによって変わります。
例えば、肌あたりのよさや洗い心地を重視するなら、水流の種類やミスト機能なども確認するとよいでしょう。
頭皮ケアを目的にする場合も、気泡の大きさだけでなく、水圧や持ちやすさ、掃除のしやすさなどを総合的に確認して選ぶことが大切です。
Q. ウルトラファインバブルのシャワーヘッドは節水できますか?
節水できるかどうかは、シャワーヘッドの製品によって異なります。
ウルトラファインバブルを発生させることと、節水性能があることは別の話です。
購入するときは「ウルトラファインバブル」という名称だけを見るのではなく、メーカーが公表している節水率や1分間あたりの使用水量などを確認しましょう。
Q. シャワーヘッドを選ぶとき、気泡以外に何を確認すればいいですか?
気泡の種類以外にも、
- 水圧
- ミスト・ジェットなどの水流切り替え
- 節水性能
- シャワーヘッドの重さ
- 手入れのしやすさ
- 自宅のシャワーホースとの接続
- 止水ボタンの有無
などを確認するとよいでしょう。
特に毎日使うものなので、「どんな気泡が出るか」だけでなく、実際に使いやすいかどうかを重視することをおすすめします。

