「最近、抜け毛が増えてきた」
「髪のボリュームが少なくなってきた気がする」
「男性向けの育毛剤を使ってみたいけれど、種類が多すぎて何を選べばいいのかわからない」
そんな悩みを持つ男性は少なくありません。
特に40代、50代になると、以前より髪の変化を意識するようになり、育毛剤を購入しようと考える人も増えてきます。
しかし、育毛剤を探してみると、
- 薬用育毛剤
- スカルプエッセンス
- 頭皮美容液
- 育毛トニック
- 発毛剤
など、さまざまな商品があります。
しかも、「育毛剤」と「発毛剤」は同じように見えて、目的が異なります。
そこでこの記事では、男性が育毛剤を選ぶときに確認したいポイントを、できるだけわかりやすく紹介します。
なお、抜け毛にはさまざまな原因があり、育毛剤だけですべての抜け毛に対応できるわけではありません。急激な脱毛や頭皮の異常がある場合は、皮膚科などの医療機関に相談することも大切です。
まず知っておきたい「育毛剤」と「発毛剤」の違い
育毛剤を選ぶ前に、まず知っておきたいのが「育毛剤」と「発毛剤」の違いです。
育毛剤とは?
厚生労働省では、医薬部外品について「脱毛の防止、育毛又は除毛」を目的とするものと定義しています。
育毛剤は、商品によって承認された効能・効果の範囲が決められています。
医薬部外品の育毛剤では、例えば、
- 育毛
- 薄毛
- 脱毛の予防
- 発毛促進
- 毛生促進
- ふけ
- かゆみ
などが効能・効果の範囲として定められています。
そのため、「薄毛が気になり始めたので、日常の頭皮ケアに取り入れたい」という人が選択肢に入れやすい商品です。
発毛剤とは?
一方、「発毛剤」は、育毛剤とは別に考える必要があります。
例えばミノキシジルを配合した一般用医薬品があります。
日本皮膚科学会の2017年版ガイドラインでは、男性型脱毛症に対するミノキシジル外用について推奨度Aとされています。
また、厚生労働省の医薬品区分ではミノキシジルは第一類医薬品に分類されています。
つまり、
育毛剤=育毛や脱毛予防などを目的とした医薬部外品がある
発毛剤=発毛を効能・効果とする医薬品がある
というように、まず目的が違うことを理解しておくと商品を選びやすくなります。
男性の育毛剤を選ぶときのポイント
では、実際に育毛剤を選ぶときは、どこを確認すればいいのでしょうか。
① まず「何のために使いたいのか」を決める
一番最初に考えたいのがここです。
「抜け毛が気になるから使いたい」
「薄毛が気になり始めた」
「頭皮の環境を整えたい」
「今の状態をできるだけ維持したい」
など、人によって目的は違います。
単純に「男性用育毛剤ランキング」で選ぶのではなく、自分が何を目的としているのかを考えてから商品を見るようにしましょう。
② 医薬部外品なのか医薬品なのか確認する
商品のパッケージや販売ページを見るときは、分類を確認しましょう。
「薬用育毛剤」と書かれているものは、医薬部外品として販売されている商品があります。
一方、ミノキシジルを配合した発毛剤などは医薬品です。
医薬品の場合は、効能・効果だけでなく、使用上の注意や対象となる人なども確認する必要があります。
特に「育毛剤だから薬と同じような効果がある」と考えないことが大切です。
③ 成分だけで決めない
育毛剤を選ぶときは、成分名ばかりに注目してしまいがちです。
もちろん成分を確認することは大切ですが、商品を比較するときには、
- 使用方法
- 使用する回数
- 容量
- 価格
- 香り
- ベタつき
- 容器の使いやすさ
なども確認しておきましょう。
育毛剤は一度使って終わりというものではなく、商品ごとの使用方法に従って継続して使うものだからです。
④ 続けやすい価格かどうか
育毛剤を選ぶときに意外と重要なのが価格です。
高価な商品だから自分に合うとは限りません。
反対に、安ければいいというものでもありません。
例えば、
「毎月無理なく購入できるか」
「使用量を守って使った場合、どのくらいの期間使えるか」
という視点で考えてみましょう。
1本の値段だけでなく、継続して使用する場合の負担を見ることが大切です。
👉楽天市場で男性向けの薬用育毛剤を探してみる頭皮がベタつく男性は「使い心地」も重要
男性の場合、頭皮のベタつきや汗が気になる人もいます。
そのため、育毛剤を選ぶときには、
- ベタつきにくい
- さっぱりした使用感
- 髪が重くなりにくい
- 容器が使いやすい
など、実際の使い心地も確認してみましょう。
毎日使うものだからこそ、「使いやすいかどうか」は意外と大切です。
乾燥しやすい頭皮なら刺激にも注意
頭皮が乾燥しやすい人や、敏感に感じやすい人は、刺激についても確認しましょう。
育毛剤を使って、
- 赤み
- かゆみ
- ヒリヒリする
- 発疹
- 頭皮の状態が悪化する
などの変化があった場合は、使用を続けず、商品の注意事項を確認してください。
頭皮に異常が続く場合は、医療機関への相談も検討しましょう。
育毛剤を使うならシャンプーも見直したい
育毛剤だけを購入して終わりにするのではなく、普段のシャンプーや洗髪方法も一度見直してみましょう。
日本皮膚科学会は、抜け毛について、特別な方法だけで予防できるわけではなく、健康的な生活や適切なヘアケアが大切だとしています。自分に合ったシャンプーやコンディショナーを使用し、頭皮が乾燥しすぎたり、油っぽくなったりしないように洗髪することもすすめています。
つまり、
育毛剤だけに頼るのではなく、毎日の頭皮ケアも一緒に見直す
という考え方が大切です。
前の記事では、男性向けスカルプシャンプーの選び方について詳しく紹介しています。
「育毛剤だけでなく、毎日使うシャンプーから見直したい方はこちらの記事も参考にしてください。
「秋の抜け毛対策におすすめのシャンプーは?男性向けの選び方と頭皮ケア」
頭皮マッサージブラシを一緒に使うのは?
前の記事で紹介した頭皮マッサージブラシも、日常の頭皮ケア用品のひとつとして考えることができます。
ただし、育毛剤と頭皮ブラシを使えば薄毛が改善する、という意味ではありません。
頭皮ブラシは、あくまでシャンプー時などに使うケア用品です。
「シャンプーをするときに頭皮をやさしく洗いやすくしたい」
という目的なら、取り入れてみるのもよいでしょう。
「シャンプー中の頭皮ケアをもう少し丁寧にしたい方は、男性向け頭皮マッサージブラシの選び方も参考にしてみてください。」
「男性向け頭皮マッサージブラシの選び方|抜け毛が気になる人の頭皮ケア」
育毛剤を使うときに気をつけたいこと
育毛剤を購入したら、自己流で大量に使うのではなく、商品に記載された使用方法を守りましょう。
「たくさん使ったほうが効果がありそう」
と考える必要はありません。
特に医薬品の場合は、使用上の注意をよく確認することが重要です。
ミノキシジルについては、皮膚症状などの副作用が報告されています。
「発毛剤だから、とりあえず使ってみよう」と安易に決めるのではなく、自分の状態に合っているかを確認することが大切です。
こんな場合は育毛剤だけで様子を見ない
次のような場合は、育毛剤を購入する前に専門医へ相談することをおすすめします。
- 急に抜け毛が増えた
- 一部分だけ髪が抜けている
- 頭皮に赤みがある
- 強いかゆみがある
- フケが急に増えた
- 髪が急激に細くなった
- 生え際や頭頂部の薄毛がかなり進んでいる
- 原因がよくわからない脱毛が続いている
抜け毛には男性型脱毛症以外にもさまざまな原因があります。
日本皮膚科学会も、脱毛の原因によって治療方法が異なるため、原因を見極めることが重要としています。
楽天市場で男性向け育毛剤を探すときのポイント
楽天市場などで育毛剤を探す場合は、ランキングだけで決めないようにしましょう。
確認したいのは、
- 医薬部外品なのか医薬品なのか
- どのような効能・効果が表示されているか
- 内容量
- 使用方法
- 1本でどの程度使えるか
- 価格
- 定期購入ではないか
- 口コミでどんな使用感が書かれているか
などです。
特に口コミでは、
「ベタつくか」
「香りは強くないか」
「使いやすいか」
「容器が使いやすいか」
など、商品ページだけではわかりにくい部分を見ると参考になります。
👉楽天市場で男性向けの薬用育毛剤を探してみる「育毛剤」と「発毛剤」、どちらを選べばいい?
ここまで読んで、
「結局、育毛剤と発毛剤のどちらを選べばいいの?」
と思った方もいるでしょう。
簡単に考えると、
日常の頭皮ケアや育毛・脱毛予防を目的に商品を探している
→ 医薬部外品の育毛剤などを確認する
男性型脱毛症などによる薄毛について、発毛を目的とした治療を考えている
→ 医薬品の発毛剤や医療機関での相談も含めて検討する
という考え方ができます。
特に発毛剤については医薬品なので、商品に記載された効能・効果や使用上の注意をきちんと確認しましょう。
40代・50代男性は早めに「今の状態」を確認しておこう
髪の変化は、本人が気づいたときには以前から少しずつ進んでいることもあります。
だからといって、すぐに高額な商品を購入する必要はありません。
まずは、
- 抜け毛が本当に増えているのか
- 髪のボリュームが変わったのか
- 生え際が変化しているのか
- 頭頂部が薄くなっているのか
- 頭皮に異常がないか
など、自分の状態を確認してみましょう。
そのうえで、日常の頭皮ケアから始めるのか、育毛剤を取り入れるのか、専門医に相談するのかを考えるとよいでしょう。
まとめ
男性の育毛剤を選ぶときは、単純に「人気ランキング」だけで決めるのではなく、まず自分が何を目的としているのかを考えることが大切です。
育毛剤には、医薬部外品として「脱毛の防止や育毛」を目的とするものがあります。一方、ミノキシジルを配合した発毛剤などは医薬品として扱われます。
そのため、
- 育毛剤なのか発毛剤なのか
- 医薬部外品なのか医薬品なのか
- 使用目的に合っているか
- 続けやすい価格か
- 使いやすいか
- 頭皮に刺激が強すぎないか
といった点を確認して選びましょう。
また、抜け毛にはさまざまな原因があります。
育毛剤だけに頼るのではなく、シャンプーや洗髪方法など毎日の頭皮ケアも見直してみてください。
急激な抜け毛や頭皮の異常がある場合は、自己判断で長期間様子を見るのではなく、皮膚科などに相談することも大切です。
よくある質問
Q. 育毛剤を使えば髪が生えてきますか?
育毛剤と発毛剤は目的が異なります。
医薬部外品の育毛剤は「育毛」や「脱毛の防止」などを目的としたものです。
発毛を目的とする医薬品とは区別して考えましょう。
Q. 男性は育毛剤と発毛剤のどちらを選べばいいですか?
目的によって異なります。
日常的な頭皮ケアや育毛・脱毛予防を目的とする場合は育毛剤を、発毛を目的とする場合は医薬品の発毛剤なども選択肢になります。
ただし、薄毛の原因がわからない場合は、先に専門医へ相談する方法もあります。
Q. 育毛剤は毎日使ったほうがいいですか?
商品によって使用方法が異なります。
購入した商品の説明を確認し、記載された用法・用量に従って使用しましょう。
Q. 高い育毛剤のほうが効果がありますか?
価格が高いことだけで、効果が高いとは判断できません。
自分の目的や商品分類、使用方法、続けやすさなどを総合的に確認することが大切です。
Q. 育毛剤とスカルプシャンプーは一緒に使えますか?
商品ごとの使用方法に問題がなければ、併用することはできます。
ただし、どちらも使えば使うほどよいというものではありません。
頭皮に刺激や異常が出た場合は使用を中止し、必要に応じて専門医へ相談しましょう。
Q. 急に抜け毛が増えた場合も育毛剤を使えばいいですか?
急激な抜け毛にはさまざまな原因が考えられます。
一部分だけ髪が抜ける、頭皮に赤みや炎症があるなど、普段と違う症状がある場合は、育毛剤だけで対処せず皮膚科などに相談することをおすすめします。

