秋になるとスーパーや直売所でりんごを見かける機会が増えてきます。
1個ずつ買うならそれほど困りませんが、箱や袋で何個も手に入ったときには、
「りんごって冷蔵庫に入れたほうがいいの?」
「買った袋のままで大丈夫?」
「切ったりんごはどう保存する?」
「柔らかくなってきたりんごはどうすればいい?」
と、意外と分からないことがありますよね。
りんごは比較的保存しやすい果物ですが、だからといって何も考えずに置いておけばいいわけではありません。
特に何個もある場合は、全部を同じように保存するより、「すぐ食べるもの」と「後で食べるもの」を分けるほうが使いやすくなります。
この記事では、りんごをできるだけおいしく保つ基本の保存方法から、切ったりんご、冷凍保存、柔らかくなったりんごの使い方までまとめます。
りんごはどう保存するのが基本?
りんごをしばらく保存するなら、基本的には冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
特に何個もまとめて購入した場合は、乾燥しないようにして冷蔵庫に入れておくと管理しやすくなります。
ただし、ここで一つ注意したいのが、
「買った袋のまま冷蔵庫に入れればいい」
とは限らないことです。
りんごは時間が経つと水分が抜けて、少しずつ食感が変わっていきます。
そのため、長めに保存したいなら、乾燥を防ぐことを意識したほうがいいでしょう。
りんごを冷蔵庫で保存する方法
丸ごとのりんごを保存するなら、次のようにします。
- りんごの表面に水分が付いていれば拭き取る
- 1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーなどで包む
- ポリ袋などに入れて乾燥を防ぐ
- 冷蔵庫の野菜室で保存する
ポイントは、乾燥させないことです。
りんごをそのまま冷蔵庫に入れていると、少しずつ水分が失われていきます。
「冷蔵庫に入れているから安心」ではなく、冷蔵庫の中でも乾燥対策をしておく。
このひと手間が、後から食べるときの食感につながります。
りんごは1個ずつ包んだほうがいい?
「何個もあるなら、まとめて袋に入れればいいのでは?」
と思うかもしれません。
もちろん短期間で食べるのであれば、それほど神経質になる必要はありません。
ただ、何個もまとめて保存する場合は、1個ずつ包む方法のほうが管理しやすいです。
特に、
「たくさんもらった」
「箱で購入した」
「毎日1個ずつ食べたい」
という場合は、最初にひと手間かけておくと後が楽になります。
私はこういう場合、全部を一律に保存するより、
「今週食べる分」
「もう少し後に食べる分」
と分けて考えたほうがいいと思います。
保存方法だけでなく、食べる予定まで決めておくと、最後に余ってしまうことが少なくなります。
りんごを常温で保存してもいい?
すぐに食べるのであれば、涼しく直射日光の当たらない場所で常温保存する方法もあります。
ただし、室温が高い時期や暖房の効いた部屋では、長期間の常温保存は避けたほうがいいでしょう。
特に秋でも、地域やその日の気温によってはかなり暖かいことがあります。
「もう秋だから常温で大丈夫」
と決めつけるのではなく、室温が高いなら冷蔵庫へという考え方のほうが分かりやすいです。
りんごを保存するときは洗ってから?
丸ごとのりんごを保存する場合、保存前に水洗いして水分を残すより、食べる直前に洗うほうが扱いやすいでしょう。
もし洗った場合は、水分をしっかり拭き取ってから保存します。
果物は「きれいにしてから保存したほうがいい」と思いがちですが、保存性を考えると、余計な水分を残さないことも大切です。
りんごは他の果物と一緒に保存していい?
ここは意外と見落としやすいところです。
りんごは、保存中に出すエチレンガスによって、周囲の野菜や果物の熟成に影響することがあります。
そのため、
「りんごを置いていたら、近くの果物まで早く柔らかくなった」
ということが起こる場合があります。
特に、まだ熟していない果物などと一緒に大量に保存するときは注意したいところです。
冷蔵庫の中でも、何でも一緒に詰め込むのではなく、りんごはりんごでまとめて保存するくらいの感覚で考えると管理しやすくなります。
切ったりんごはどう保存する?
丸ごとのりんごと、切ったりんごでは保存方法が変わります。
切ったりんごは空気に触れることで変色しやすくなるため、基本的には切ったら早めに食べるのがおすすめです。
どうしても残った場合は、
- 切ったりんごを保存容器に入れる
- できるだけ空気に触れにくい状態にする
- 冷蔵庫で保存する
- なるべく早めに食べる
という方法が扱いやすいでしょう。
切ったりんごを何日も保存するというより、その日のうちに食べ切れなかった分を一時的に保存するくらいに考えたほうがいいです。
りんごの変色を防ぐにはどうする?
切ったりんごをしばらく置いておくと、切り口が茶色くなってきます。
これは珍しいことではありません。
変色を抑えたい場合は、塩水やレモン水などを利用する方法があります。
ただし、塩水を濃くしすぎるとりんごの味にも影響します。
「絶対に白いままにしなければ」と考えるより、食べる直前に切るのが一番簡単です。
お弁当などでどうしても早めに切っておく必要がある場合だけ、変色対策をするといいでしょう。
りんごは冷凍できる?
「りんごって冷凍できるの?」
と思う方もいるかもしれません。
りんごは冷凍できます。
ただし、丸ごとのりんごをそのまま冷凍するというより、食べやすく切ってから冷凍するほうが使いやすいです。
冷凍すると生のりんごとは食感が変わるので、
「冷凍したら、買ったときと同じシャキシャキ感になる」
とは考えないほうがいいでしょう。
一方で、スムージーやヨーグルト、加熱料理などに使うのであれば便利です。
りんごを冷凍する方法
りんごを冷凍するなら、次のようにします。
- りんごを洗う
- 皮や芯を好みに合わせて取り除く
- 食べやすい大きさに切る
- 変色が気になる場合はレモン汁などを利用する
- 1回分ずつ分ける
- 冷凍用保存袋に入れる
- できるだけ空気を抜いて冷凍する
1回分ずつ分けておくのがポイントです。
「袋いっぱいに入れて凍らせたけれど、全部くっついて取り出せない」
となると、結局使いにくくなります。
少量ずつ平らにして冷凍しておくと、必要な分だけ取り出しやすくなります。
冷凍したりんごはどう使えばいい?
冷凍したりんごは、そのまま生のりんごと同じように食べるより、使い方を変えると便利です。
例えば、
・ヨーグルトに入れる
・スムージーに使う
・ジャムにする
・コンポートにする
・焼き菓子に使う
・加熱してデザートにする
などがあります。
つまり、冷凍は「りんごを完全に元の状態で保存する方法」ではなく、後で料理やデザートに使うための保存方法と考えると分かりやすいです。
柔らかくなってきたりんごはどうする?
保存しているうちに、
「少し柔らかくなってきた」
というりんごもあります。
ここで大切なのは、柔らかいというだけで「もう食べられない」と決めないことです。
表面の状態を確認して、カビが生えていたり、異臭がしたり、汁が出ていたり、明らかに傷んでいる場合は食べないほうがいいでしょう。
一方、単純にシャキシャキ感が落ちてきただけなら、加熱料理に使う方法があります。
例えば、
・りんごのコンポート
・焼きりんご
・アップルパイ
・ジャム
・りんごソース
などです。
生で食べるには少し食感が落ちたとしても、加熱するとおいしく食べられることがあります。
ここは「柔らかくなった=捨てる」ではなく、食べ方を変えるタイミングと考えてみるのもいいと思います。
りんごをたくさんもらったときはどうする?
りんごを箱や袋でたくさんもらったときは、最初に全部を冷蔵庫へ押し込むより、状態を確認しましょう。
おすすめは、
① 傷があるりんご
→ 先に食べる
② 近いうちに食べるりんご
→ 冷蔵保存
③ すぐには食べないりんご
→ 乾燥を防いで冷蔵保存
④ 柔らかくなってきたりんご
→ 加熱料理などに回す
⑤ すぐ使う予定がないもの
→ カットして冷凍
というように、役割を分けることです。
たくさんあるからといって、全部を同じ方法で保存する必要はありません。
むしろ、「どれから食べるか」を決めておくことのほうが、無駄を減らしやすいと思います。
りんごを保存するときにやってはいけないこと
りんごを長く保存したいなら、次のようなことには注意しましょう。
水分が付いたまま保存する
水分が残っている場合は、拭き取ってから保存しましょう。
暖かい場所に長期間置く
室温が高い場所では傷みやすくなるため、長期保存なら冷蔵庫を利用します。
傷んだりんごと一緒にする
傷みがあるものは分けて、先に状態を確認しましょう。
冷凍したりんごを生の食感と同じだと思う
冷凍すると食感は変わります。
冷凍後はヨーグルトやスムージー、加熱料理などに使うと無駄になりにくいです。
りんごの保存には冷凍用保存袋があると便利
りんごを冷凍するなら、冷凍用保存袋があると便利です。
特に、りんごを大量にもらったときは、
「今日は2個食べる」
「残りは冷蔵」
「柔らかくなってきた分は冷凍」
というように分けておくと、最後まで使いやすくなります。
保存袋は、りんごだけでなく、野菜やきのこ、肉などにも使えるので、冷凍保存をよくする家庭なら用意しておいて損はありません。
👉楽天市場でりんごの冷凍保存に使いやすい保存袋を探すりんごは「保存方法」より「食べる順番」が大事
りんごを保存するとき、何日もつのかだけを気にしてしまいがちです。
もちろん保存期間も大切ですが、私はそれ以上に、
「どれから食べるか」
を決めておくことが大事だと思います。
例えば、
「傷のあるものから食べる」
「柔らかくなってきたものは加熱する」
「まだ硬いものは後に回す」
というように、状態を見ながら順番を変えていく。
そうすると、りんごを必要以上に冷凍したり、最後に大量に余らせたりすることも減らせます。
たくさんのりんごを手に入れたときほど、保存方法を一つに決めるのではなく、食べる時期に合わせて保存方法を変えるのがおすすめです。
まとめ
りんごを丸ごと保存するなら、乾燥を防ぎながら冷蔵庫の野菜室で保存する方法が基本です。
すぐに食べる場合は涼しい場所での保存もできますが、室温が高い場合や長めに保存したい場合は冷蔵庫を利用したほうが管理しやすいでしょう。
切ったりんごは変色しやすいため、できるだけ早く食べるのがおすすめです。
また、たくさんのりんごがある場合は、すべてを同じように保存する必要はありません。
「すぐ食べる」
「冷蔵して後で食べる」
「柔らかくなってきたら加熱する」
「使い切れない分は冷凍する」
というように分けて考えると、りんごを無駄にしにくくなります。
秋のおいしいりんご。
せっかく手に入れたなら、保存方法だけにこだわるのではなく、そのりんごをいつ、どうやって食べるかまで考えて保存するのが一番使いやすい方法だと思います。
FAQ
Q.りんごは冷蔵庫で保存したほうがいいですか?
長めに保存したい場合は、冷蔵庫の野菜室がおすすめです。乾燥を防ぐため、1個ずつ包んでポリ袋などに入れて保存すると管理しやすくなります。
Q.りんごは常温でも保存できますか?
すぐに食べる場合は、直射日光を避けた涼しい場所で保存できます。ただし、室温が高い場合や長く保存したい場合は冷蔵庫を利用しましょう。
Q.切ったりんごはどう保存すればいいですか?
切ったりんごは変色しやすいため、保存容器などに入れて冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに食べましょう。
Q.りんごは冷凍できますか?
できます。食べやすい大きさに切って冷凍用保存袋に入れて冷凍すると便利です。ただし、冷凍すると生の状態とは食感が変わります。
Q.柔らかくなったりんごは食べられますか?
柔らかいだけなら、加熱料理などに利用できる場合があります。ただし、カビ、異臭、汁が出ているなど明らかに傷んでいる場合は食べないでください。
Q.りんごをたくさんもらったときはどうすればいいですか?
まず状態を確認し、傷のあるものや柔らかくなってきたものから使います。残りは冷蔵保存し、食べ切れない分はカットして冷凍する方法もあります。

